「私はオリジナルな曲を作ろうと努力したことなどこれっぽちもない」—–アマデウス モーツァルト
いい作品、名曲と言われるものには、パターンがあるそうですね。
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以前、ヒット曲を連発する作曲家の方が「売れる曲を書くコツ」について、テレビで話していたのを見たことがあります。
確かこんな内容でした。
「人が心地よく感じるメロディーのパターンはもう出尽くしている。だから自分はそれを組み合わせているに過ぎないのだ。」
(うろ覚えですみません。どなたか知っている方がいましたら教えてください。)
過去にヒットした曲を分析し、その秘訣を真似ることで「爆発的に売れる曲」が出来上がっている、ということだそうです。
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実は私も、オリジナルな広告を作ろうと努力したことは一度もありません。
そしてこの事こそ、ダイレクトレスポンスマーケティングのキモの部分です。
なぜオリジナリティーを出してはいけないのか?
それは現在に至るまでたくさんの広告界の先人たちが、自らの資金と労力と命運をかけて「売り上げのあがる広告」はどういったものなのかを検証しつくしているからです。
そうです。
「売り上げのあがる広告」にも型があるのです。
例えば有名どころはAIDA(アイーダ)の法則です。
あなたもご存知かもしれませんね。
AIDAは
Attention:読み手の注意、注目を引く
Interest:読み手の興味を引く
Desire:商品やサービスを欲しいと思わせる
Action:行動を起こさせる
の頭文字をとって名付けられました。
爆発的に売れた広告文を分析すると、そのほとんどすべてがAIDAの法則に当てはまるそうです。
ダイレクトレスポンスマーケティングは科学的な広告手法です。
広告の結果は「数字」という形で正確に把握することができます。
「自分のオリジナリティーを出した文章」と「売れた広告文を真似した文章」を半分ずつ同時に出稿してテストをしてみると、大抵「オリジナリティーを出した文章」は負けてしまいます。
自分の思い込みで広告文を書くと失敗する確率が高い。
ならば過去に結果を残したセールスレターを真似て、新たなセールスレターを作成するのが成功への近道ではないか?
そのことをダイレクトレスポンス専門のコピーライターは熟知しています。
そのため売れた広告のアイデアを借用をして、依頼を受けた商品の広告文を作ります。
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で、ちょっと想像してみてください。
あなたの会社の売り上げが落ちてきているとします。
あなたは広告に何を求めますか?
USPの提唱者であるロッサー・リーブスは著書『宣伝術』(新潮社)のなかで、このようなことを述べています。
「もしあなたがメーカーの社長だとして、自社の広告にまったく効果がなく、売上げは落ち続けているとしたらどうだろう。すべてがこの広告にかかっている。(中略)あなたは私に何をしてほしいだろう?洗練されたコピーを書けと言うだろうか?広告史に残る傑作を?コピーライターというコピーライターが絶賛する情熱的な代物を?それとも、下がり続けるいまいましい売上実績グラフをなんとか上昇に転じてほしいのだろうか?」
さらにはこうも言っています。
「クリエイティビティとは『オリジナリティ』のことだろうか?オリジナリティという言葉は、広告において最も危険な言葉だ」
コピーライターに求められるのは、「見込み客に行動を起こしてもらうこと」です。
そしてクライアントの売上げをなんとか上向きにさせることです。
決して、セールスライター自身の「クリエイティビティ」をひけらかすことではありません。
もし、あなたがロッサー・リーブスの問いかけに「下がり続けるいまいましい売上実績グラフをなんとか上昇に転じてほしい」と答えるなら
ダイレクトレスポンス専門のコピーライターに広告を依頼なさることを強くおすすめします。
売上げを上げる広告を書けるのは、ダイレクトレスポンス専門のコピーライターなのです。